落とし文2007年06月27日 19時32分14秒

オトシブミの揺籃
みちばたに、

ころん。

葉を丸めた文が落ちています。

「ホトトギスの落とし文」

天から降って来る小さな手紙、、、誰に宛てたのか?
どんな思いが込められているのか?
どこか忍んだ感じがしてきゅんとする。

そんな気分にさせてくれるそれは、、、
オトシブミという虫。
実際はタマゴを産みつけたゆりかご(揺籃)。
オトシブミのお母さんがせっせ、せっせと
わが子にふかふかのごはんのベッドをプレゼントしたもの。
そう言ってしまうと、
なぁ、ん、だぁ。と思うかも知れない。
でも、揺籃を木から切り落とす瞬間、
お母さんは「元気に育ってね」と
世界共通の深い思いをその葉に巻き込んでいるのだと思う。
やはりきゅんとする。

今年もたくさんの揺籃が落ちている。

私も大切なヒトたちに手紙を書こう。
メールや電話では伝えにくいことが伝えられたりする。
手紙の距離感、表現力にはそんな不思議な力があると思う。

オトシブミに習って「元気でね」と。。。
思いを葉書に込めて書くケロケロ。
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